ピラミッドの『円周率の謎』のおさらい
いよいよピラミッドの謎を解きましょう。謎は解かれてみると、驚くものでも何でもないごく常識的な解のような気がします。ですから、これらの解は部分的にはすでに誰かがそれとなく述べているかもしれませんが、それらをつなぎ合わせて一つの解としてまとめて述べてはいないのではないかと思います。
本連載では、数学の話だけでなく歴史や神話の話もしてきました。むしろ数学の話はあまり出てきませんでした。しかしこの章を読んでいただければ、一見無関係に思える話が思わぬところでつながっていることが分かると思います。ピラミッドの謎の一番大きな解答は、「古代エジプト人は意外と数学を知っていた」ということになります。
本連載のはじめの節に述べたピラミッドの円周率の謎についてもう一度振り返ってみましょう。
円周率の謎大ピラミッドの底面の周長を高さの2倍で割ると円周率になる
図1.1.1は周長が C で高さが h のピラミッドです。円周率の謎は「\(\frac{C}{2h}\) = π」が成立する。
古代エジプト人は円周率 π を本当に知っていたのでしょうか。これが、ピラミッドにまつわる円周率の謎です。
この先で扱う内容
- ピラミッドとセケドの関係
- 代表的な4つのピラミッドとその共通点
- その他のピラミッドは?
- 当時の単位で確認してみる。
- ピラミッドの『円周率の謎』を数学的に解明する
- まとめ
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