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マテマティカのロゴマークのご紹介

マテマティカ新ロゴ

ロゴマークのご紹介

webサイト『マテマティカ[Mathematica]』のロゴマークのモチーフはフクロウ。モチーフにフクロウを採用した理由と、このロゴに隠されているいくつかの図形についてご紹介したいと思います。

マテマティカの新しいマーク

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知恵と芸術のシンボルのフクロウをモチーフに

フクロウをサイトのロゴマークに採用したのにはいくつかの理由があります。

まず一つ目の理由はフクロウは学問と知恵、芸術のシンボルとして広く有名というところです。本サイトでは様々な知識や楽しい学びを紹介していきます。その案内役にはフクロウがピッタリでした。そしてフクロウはギリシャ神話やローマ神話にも登場します。知性と芸術を司るギリシア神話の女神アテナはフクロウを聖なる動物としていました。

二つ目の理由は古代エジプトで使われていた文字、ヒエログリフからとっています。ヒエログリフの『M』はフクロウをモチーフにしています。マテマティカの頭文字『M』をヒエログリフで表現するとフクロウになるところから、シンボルマークのモチーフに採用しました。

西洋では森の賢者として大切にされてきました。日本でも幸福を呼ぶ鳥としても有名です。

ヒエログリフとフクロウ

ロゴマークとフィボナッチ曲線

このロゴマークにはいくつかの図形ルールが隠されています。その一つ目が黄金比(フィボナッチ曲線)です。

黄金比とフィボナッチ曲線

黄金比とは、1:1.61803..の比率のことです。人間が最も美しいと感じる比率とされています。歴史的建造物、自然界ではオウムガイの殻の形状などに黄金比がみられます。それは商業デザインの世界でも取り入れられており、Apple社やTwitter社のロゴマークにも黄金比が含まれているというのは有名なお話です。

本サイトで公開中のWeb連載『ピラミッドの謎』でも黄金比がでてきます。興味がある方はぜひ以下の記事もご覧ください。

黄金比をロゴマークに取り入れるため、以下のような作図を行いました。ここで出てきた螺旋らせんはフィボナッチ曲線と呼ばれ、全体のデザインを決める時にもよく使われている曲線です。

このフィボナッチ曲線は、ロゴマークのフクロウのカーブに使用しています。

フィボナッチの円

フィボナッチ曲線を作図する時に描いた正方形の一辺の長さを直径とした円も、このロゴに隠されています。フクロウの羽部分のカーブはフィボナッチ曲線内にでてくる正円のカーブをとっています。

この作図方法で、バランスよく美しい曲線の全体レイアウトがきまりました。

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ロゴマークに隠されているピタゴラスの三角形

このロゴマークには他にも美しい図形が隠されています。ロゴマークに現れるのは、正三角形と直角三角形の2種類のみです。

各辺の長さの比 a:b:c が自然数となる直角三角形はピタゴラスの三角形と呼ばれています。特にこのロゴマークに含まれる直角三角形は3:4:5を比率のもののみとしました。3:4:5の直角三角形は日本の江戸時代の大工や、中国の古い数学書にも出てくる有名な三角形です。

また、ここにでてくる直角三角形についてはプラトンも言及しています。プラトンは正三角形の半分と、直角二等辺三角形の2種類を「ストイケイア(基本三角形)」と呼んでいます。ストイケイアとは「基本」とか「基本的構成要素」という意味です。

まとめ

フクロウをモチーフにしたマテマティカのロゴマーク。モチーフの選定からデザインに含まれる要素までをご紹介いたしました。今後ともマテマティカのフクロウマークをどうぞよろしくお願いいたします。

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