ストイケイア とは
ストイケイア 『ユークリッドの原論』
ストイケイア とは古代ギリシアの数学者ユークリッド(エウクレイデス )の著作『原論』の原題です。英語のelementsにあたるギリシア語で「基本」「基本的構成要素」を意味します。ユークリッドの『原論』は数学史上最も多くの人に読まれた本として有名です。実際ヨーロッパの中世から近世にいたるまで、数学者はほとんどの人が原論を読んでいましたし、20世紀に入ってもヨーロッパの学校では数学教育の重要な位置を占めていました。
現代数学の礎となったユークリッドの原論をわかりやすく解説する『動画でわかる!ユークリッドの幾何』第一回はこちら▼
1-1.古代ギリシアの数学と現代の数学
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プラトンの基本三角形
古代ギリシアの哲学者プラトンは宇宙を構成する元素が、火、空気、水、土の4つであると考え、この4つの元素に4つの正多面体を割り当てました。正多面体の各面は2種類の直角三角形に分解できます。正三角形の半分と直角二等辺三角形の2つです。プラトンはこの2つの三角形を「ストイケイア(基本三角形)」と呼んでいます。三角定規はこの2つの三角形の形をしています。
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