アルキメデス とは?
アルキメデスが残した様々な業績
アルキメデスは、アルキメデスの原理(浮力の研究)や兵器の開発など、科学の様々な分野においてたくさんの業績を残しました。数学の分野でも、円周率の研究、球の表面積や球の体積、放物線の面積など数多くの成果を残しています。
時代背景 アルキメデス が活躍した時代はどんな時代?
ヘレニズム時代
アルキメデスが活躍したのは、紀元前3世紀、古代ギリシアのヘレニズム期と呼ばれる時代です。 ペルシア戦争ののち、ギリシアのポリスの一つであるアテナイは著しい発展を遂げ、各地から人が集まり文明が華開きます。ギリシア数学もこの時期に生まれたと考えられています。その後、文化や数学研究の中心はギリシア本土のアテナイからエジプトのアレクサンドリアに移りました。この時代をヘレニズム期と呼んでいます。ギリシア数学はヘレニズム期に入ってオリエントの数学の影響を受け、大きく変貌します。 アルキメデスは、ギリシアの論証数学を引き継ぎ、厳密な論証と証明を行っていますが、オリエントの実用数学の影響も受け、武器の設計や実験なども行いました。
アルキメデスは世界の3大数学者としても有名
アルキメデスは・アイザック・ニュートン、ガウスとならび、世界の3大数学者としても有名です。
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22/7 の秘密、アルキメデスが求めた円周率
アルキメデスは円周率 π の近似値を求めたことで有名です。アルキメデスは円周率πを、直径1 の円に外接する正多角形と内接する正多角形の周長を計算することで求めました。複雑な計算を行い『 円周の長さはその直径の約22/7倍である』という結果を得たのです。
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アルキメデスの求積
アルキメデスの行った研究は現代数学発展の大きな礎となりました。特に、基本的な図形や立体の、面積とか体積を求める方法(これを求積といいます)は、のちのニュートンやライプニッツによる積分法に発展します。詳しくはWeb連載『積分の源流 アルキメデスの求積』で解説します。
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