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出張マテマティカ『ラッセル博士の数のお話』

1週間はなぜ7日になったのか

【古代の天文学シリーズ】1週間はなぜ7日になったのか?

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出張マテマティカ『ラッセル博士の数のお話』更新情報のお知らせ

note『ラッセル博士の数のお話』 でも学びの記事を更新中です。現在古代の天文学シリーズ を更新中。そのひとつをご紹介します。

古代エジプト・古代バビロニアでは星を暦としていた

古代においては天空に輝く星々が暦であり時計でした。古代エジプトではシリウス(エジプト語ではソティス)という明るい星を基準にしました。シリウスが日の出の直前に東の空に輝く日を1年の始まりとしたのです。バビロニアでは星々を結びつけ 星座 を考え出しました。日が沈んだ直後に東の空に現れる星座から、その時の季節を知ったのです。また、日没からの経過時間も星座の位置で知ることができました。

『1週間は7日間』の起源を探る

古代の人にとって月も暦の一つでした。新月から次の新月までを1ヵ月とすると、1年は約12ヵ月となります。月は、新月、上弦、満月、下弦とその形を変えます。新月から次の新月までの日数は約 29.5日です。29.5日を4等分すると7.375ですから、1週間を7日とすると月の形から曜日が判断できとても便利です。したがって、古代では多くの民族が7日ごとに区切りをつけていました。特にメソポタミア文明の発祥地であるシュメールでは、7日ごとに月の神を祀っていて、これが1週間の起源とされています。7という数はありふれた数なので、起源を探るのが困難です。週の各々の日の名前日、月、火、水、木、金、土 に注目してみましょう。“日”は太陽、“月”は月、“火水木金土”は惑星の名前です。これらの7つの星は、神と結びつけられます。これを七曜神と呼びます。七曜神の神像はオリエントの各地から出土しています。

曜日はなぜ「日月火水木金土」の順序になったのでしょうか。これも週の起源の解明に役立つかもしれません。ローマ期の天文学では、これらの星々は地球のまわりを「土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月」の順で回っているという説が受け入れられていました。地球から遠い順です。これは、惑星の公転周期をもとに決められたようです。土星や木星は公転周期が長く、正確な周期を見つけるには何百年もかかったことでしょう。おそらくこの順序を決めたのはバビロニアの天文学者だったと思われます。

ローマ期の天文学
ではなぜ曜日はこの順序に並んでいないのでしょう。この起源は古代エジプトにあるという説があります。エジプトに週7日制が入ってきたのはローマ期ですが、それより千年以上前からエジプトには「ラァの夜の旅」という神話が伝わっています。この神話はどのようなお話なのでしょうか。曜日の順序と関連がありそうです。

七曜はその後、世界の様々な地域へと伝えられていきました。週の起源を探り、バビロニアの星座や占星術が何千年もの時を越え世界中に広まっていった様子を覗いてみましょう。

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